長辺145mm 短辺120mm 高23mm
ウェブショップでは初めての紹介になる、隅入皿の五枚組です。うつわの四方に陽刻模様が浮かんでいます。そして表の陽刻に呼応するかのように、裏面に染付の紋様が描き込んであります。繊細な陽刻紋とダイナミックな染付のコントラストがなかなか印象的です。高台の周りの模様も丁寧に描かれており、幅が狭いのに角がきちんと立っていて力強さを感じます。
うつわのかたちも独特で、四隅を二段に丸めた隅入(すみいり)です。磁器のふるさとの中国をなんとなく思い出させるデザインです。菱形の皿で角が隅入になっているものも多く、浜野さんの菱形皿にもそうしたものがありました。隅入を取り入れた家紋もよく目にします。
そしてこの白磁皿を一段と魅力的に見せているのは、なめらかな器肌の風合い、釉薬の柔らかい溶け具合など薪窯焼成で得られた数々の効果です。手に取ると驚くほど軽いのも薪窯の為せる技だそうです。