直径103mm 高23mm
蝶を上向きにそろえて写真を撮りましたが、実際に使うときは上下左右いろいろな方向に散らしたら、ほんとうに蝶が飛んでいるように見えるので、そうしたほうが食卓が楽しくなると思います。
浜野まゆみは色々なかたち、大きさのうつわに絵付けをするので、桜や梅や椿などはそれぞれ何種類ものパターンを描き分けますが、蝶は18年間ほぼこの一種類です。脚が四本みえるところに虫っぽさが残っています。触角の、いかにも細くてピンとした感じがイキイキしてます。
色絵の虎もそうでしたが、浜野さんの描く絵柄は紋様でもなくリアリズムでもない、そのあいだを狙っているように思われます。それが蝶のような(絵とすれば要素の少ない)図柄にも見られるのは面白い、と思います。