口径84mm(底の径42mm) 高64mm
この季節に『七夕』のカップとは、誂えたようによくできた話です。
以前、浜野さんの『染付五節句六角小皿』の作品紹介に書きましたが、それぞれの節句に対応した五つの料理があります。人日(一月七日)は七草粥、上巳(三月三日)は菱餅と白酒、端午(五月五日)は関東では柏餅、関西は粽(ちまき)、七夕(七月七日)は素麺、重陽(九月九日)は菊酒(菊を浮かべた酒)。ということなら、このカップをそば猪口にして素麺を食うしかないでしょう(?)。
細長い五色の模様は短冊でしょうが、竹やトクサなどの植物にも見えます。この線の動きは、練り上げ独特の味です。色は真逆ですが、白樺に似ています。