直径108mm 高47mm
クインシーは『クインシーメロン』から取りました。そう聞いてあらためて見れば一目瞭然です。カップの形状が半球形ということもあって、かなりメロン色が濃い。網目状の皮やみずみずしい果肉が美味しそう(?)です。白いツブツブは種ですか?どこか草間彌生のカボチャを思い出させる風情です。メロンもカボチャもウリ科植物なので(そういうことじゃないか)。共通している要素は無数のドットと細かな網目でしょうか。
このカップのように柄模様が左右で大きく割れているのを『片身替り』といって、陶磁器や漆器の加飾でよく見られますが、元々は和服から生まれた意匠のようです。和服は幅の広い生地を断裁して仕立てるので、小さな生地を縫い合わせる洋装では表現しにくい大胆なデザインが誕生しました。制作の技法と素材の特性から優れたデザインが生まれる好例だと思います。