直径230mm 高37mm
名称は『大皿』ですが、以前のパスタ皿と同じ寸法です。同寸ですが作風が大きく変わりました。以前のパスタ皿は総柄風な模様が多かったのですが、『干し柿』の頃からアクが強くなり『ワニの庭』が現れて、今回の『12月夕景』登場に至る。という経緯があります。三者並べると共通点がないのですが、従来のパスタ皿からハミ出ている魅力?を感じます。
印象派と同時代の画家、セガンティーニの描く冬空を想わせます。細かく並んだ練り上げのパーツが色分割のタッチに似ていて、たしかに遠目に見ると独特の色彩に映ります。
ハラダさんの練り上げは、幾何学模様や分割からモダニズムを連想させる作品が多いのですが、『12月夕景』は印象派ですね。最初に見て思ったのは谷内六郎だったけど……。