155×146mm 高20mm
ことし一月に掲載した『月夜にミミズク』と同形の四方皿ですが、なんとも好対照というか全く違う印象を最初に受けました。しかし時間をかけて見ているうちに「似てるなあ……」と逆の感想に変わっていきました。
皿や鉢の平面で柄を見せるものと、ぐい呑みやカップのいわゆる立ちものでは模様の使い方入れ方が違う、ということがこの四方皿を見るとよく分かります。たとえば『サザナミ』は幅広く使われている柄ですが、実はユニットが立ちものと皿類では大きく違います。そのあたりに柄の使い分けのヒントがあるようです。
この四方皿は、四角取り皿より面積がかなり広いので色々な使い方ができそうです。縁が立っているので汁気の多い果物にも向いています。