口径147mm 高24mm
ハマナス、クチナシ、ユリなど花の姿を象った皿や小鉢がいくつかあって、今回は薄瑠璃釉の朝顔皿が登場しました。ほぼ五寸の、中皿程度の寸法があります。このくらいの大きさのうつわが一番汎用性があります。個々の取り皿、少人数の前菜やフルーツの盛り付けなどにお使いいただけます。
淡い薄瑠璃色がふわっとした感じで朝顔の花びらをたしかに連想させます。適度な色のムラに立体感があって、浜野まゆみの作品の特徴でもある鉄粉や降りものが、その効果をアップしています。予めこういう効果を考えながら製作しているのでしょうが、やきものには最終的に高熱に晒される窯焚きという試練?があります。温度の上がり具合や窯内の雰囲気(酸化焼成か還元か、または中性か)などで焼き上がりが大きく変わります。さらに手間がかかり歩留まりもわるいとされる薪窯を操り、みごとな作品を次々と生み出す浜野さんの精神力と技術力には驚くしかない。と常々感服しております。