長辺80mm 短辺70mm 高20mm
この絵柄は輪花鉢のモチーフになったり、手びねりの豆皿に描かれたり、浜野さんの作品の中で以前からおなじみだったので、久しぶりに見て懐かしくなりました。五節句の人日(じんじつ・一月七日)、上巳(じょうし・三月三日)、端午(たんご・五月五日)、七夕(しちせき・七月七日)、重陽(ちょうよう・九月九日)に因んだ品々を描いた六角皿の五枚組です。五節句は中国から渡ったお祭りですが、日本ではそれぞれに七草粥、桃の節句、端午の節句、たなばた、菊の節句として親しまれています。
この六角皿は小皿というより豆皿に類する大きさで、薬味を乗せたり、塩辛や佃煮など酒の肴を置くのにちょうどいい寸法です。刺身の醤油皿には少し小さいかな?
五節句は、それぞれの行事に因んだ節句料理というものがあります。人日は七草粥、上巳は菱餅と白酒(ひなあられは?)、端午は関東では主に柏餅で関西では粽(ちまき)だそうです。七夕は素麵、重陽は菊酒(盃に菊を浮かべた酒)。そうしてみると、節句料理ににふさわしいうつわがあっていい。そういうわけで五節句を網羅した六角皿五枚組、いかがでしょうか?