口径125mm 高23mm
この数年で『絵付けのない白磁』を、浜野さんが多く手掛けるようになりました。今回の作品の中にも煎茶碗、長皿、ききょう小皿、そしてこの白磁くちなし皿と4アイテムが揃い、ひとつのカテゴリーを形成するまでに至りました。そして、それぞれの白の発色が、微妙に違っています。陶土の選定(スタンパーの粉砕を付きっきりで見てるとか)や釉薬の調合(ミカン農家から伐り落した枝を貰ってくるとか)に取り組む研究熱心さが、表現の幅を広げているように思います。
花弁の先が均一でなく、不規則に尖っているのがかっこいい。みっちりとボリュームがあるくちなしの花を彷彿とさせます。ゆらゆらした縁が、白磁長皿と似ています。同じ要素で違うかたちの皿を揃えるのも、面白いですね。
※二客とも、高台に黒い部分があります。購入ご検討の際は、画像(3枚目)でご確認ください。よろしくお願い申し上げます。