直径252mm 高35mm
七寸皿より大きなサイズを『大皿』と、一般的に扱うようです。2,3人用の盛り合わせだったり、個人だとパスタ皿、カレー皿に使う大きさです。面白いことに(?)、皿の大きさとフライパンの直径は人数の用途が一致します。六寸(フライパンだと18〜20cm)は一人用、七寸から八寸(22〜24cm)が二、三人用、九寸(26〜30cm)が四人から六人用、という感じで。土鍋もだいたいこの定義でイケます。どうぞ、調理器具を選ぶときのご参考に。
ここまで大きくなっても一寸違うと面積がかなり違って、八寸皿は七寸の約1.4倍あります。その広さ、余白を活かした絵付けです。七寸だったら余白が狭くなるか、それとも椿の絵柄を縮小するか、いずれにしても八寸皿にある良さは損なわれます。
最近の浜野さんの絵付けは、上手さに加えて力強さが出てきたように思います。空間を広く取って、ひと枝だけ椿を描く。それを成立させるには画力に加えて腕力(?)が必要です。絵に迫力があってこそ、この構図が可能になったのだと思います。