直径85mm 高10mm(平らではありません。くぼみがある小皿です)
このシルエットで「センザンコウだ!」と判った方は、子供の頃に小学館の動物図鑑を愛読していた筈です。同じような形体ではアルマジロのほうが有名ですが、敢えてセンザンコウを選ぶのがシマムラセンス……、後ろ脚がみょうに長いのが、この生き物の味です。
ちがう動物の話になりますが、パンダは肉食獣から草食獣への移行の途中の動物だそうです。竹のように栄養の吸収が難しい食物を摂りながら、腸が肉食獣並みに短い。それでも草食獣に踏み出したのは、食料の確保が楽で便利、というほうに賭けたからです。いまの地球上で繫栄しているのは例外なく草食動物で、肉食動物は多くが絶滅の危機に瀕しているそうです。
センザンコウも、ひじょうに不思議な体形で、何か移行中の雰囲気があります。顔とか全体のプロポーションとかがアリクイに似てますね。裏は雷文です。ラーメン鉢の縁模様で有名?です。