直径118mm 高27mm
この五弁皿も作者に聞くまで制作工程が分からりませんでした。陽刻だから糸切り成形……と思ったらそうではなくて、ろくろ成形した素地を型打ちしました。なぜ糸切り成形でないのか?と浜野さんに聞いたところ、手本にした江戸時代の本歌がろくろ成形だったそうです。たしかに高台周りの造りでろくろ成形だと分かりますが、手に取ると薄手で繊細な造形をしているので一瞬どちらか迷いました。中性〜酸化気味の焼成で、ベージュがかった器肌に牡丹唐草の陽刻がうっすら浮かび、口紅(鉄絵具の縁取り)もきわめて薄く、見た目の要素が地味地味地味でありながら存在感の強い(個人の感想)白磁皿です。
直径が110~120mmの小皿は浜野さんの作品に他にも多いので、合わせやすいと思います。