直径155mm 高27mm
日本の昔話で有名な虎と言ったら一休さんの問答に出てくる『屏風の虎』ですか(日本には虎が棲息しないので、虎の話が少ないのでしょう)。ときの将軍(一説には足利義満)が一休さんに頓知問答を仕掛けました。
「屏風の虎が夜な夜な飛び出ては暴れるので、悪さをしないよう縛ってほしい」
それに一休さんは
「わかりました。それでは虎を追い出してください!」
と切り返しました。とさ。さすがの将軍も一休さんに一本取られた、の一席ですが、屏風の虎が出てくるというスジは落語の『抜け雀』に似ています。これは父親に勘当された道楽絵師の話です。落語には宿賃代りに作った木彫りのネズミが動いたり、寛永寺の龍が抜け出して不忍池の水を飲んだり、竹で彫った水仙の蕾が咲いたりの、左甚五郎を主人公にした『甚五郎もの』があります。おそらく講談から翻案されたのでしょう。名人の作るものは魂が宿ってイキイキ見える、というのがアイデアの源でしょうが、浜野さんの描く虎も一頭一頭が生気を孕んでいます。加えて、金彩に使用されているのは本金です。物価高のご時世にお金かかってます。曇ったら柔らかい布で優しく拭いてください、輝きが戻ります。本金の実力です。
五寸皿は、銘々の取り皿にも少人数の盛り付け皿にも使える大きさです。この皿は適度な深みがあるので汁付きの煮魚などにも対応する形状です。「皿は三寸、五寸、七寸」と言われますが、食卓でもっとも活躍するのは五寸皿だと思います。
※電子レンジは金彩がはがれるので使用不可です、ご注意ください。