直径55mm 高62mm
小さなうつわによくもまあこんなに入れ込んだな……と感心?するくらい、このぐい呑みは練り上げ模様が満載です。裂の見本帖みたいに古布の残欠を縫って繋げた風情があります。だからStitchと名付けたのかな?片仮名だとステッチのほうがスティッチより一般的ですね。クロスステッチとか。裁縫の縫い目をStitchというそうです。
インドネシアの染織を研究している専門家から聞いた話ですが、名家に代々伝わるグリンシンの古布には薬効があると信じられており、病人が出た時に少し切って与えるそうです。煎じるのかそのまま呑むのか、聞くのを忘れたけど。
最近、ハラダさんの練り上げ手ぐい呑みは『ハサミ』『よだか』など中々いいものが続けて出ていますが、『Stitch』も小品ゆえの良さが凝縮した、ぐい呑みらしいぐい呑みだと思います。練り上げのぐい呑みを蒐集されているかたに特にお勧めします。