口径73mm 高73mm
カレーズ(karez)は、ペルシャ語で地下水脈の意味で、アラビア語ではカナート(qanat)と言います(言うそうです……)。砂漠の地下に人工的な水路を引き、農業の灌漑やオアシスの水源に利用します(するそうです……汗)。以上、インターネット検索でたった今知りました。もっと詳しく知りたい方はご自分で調べてください。
しかしオアシスの水って人間が水路を作って引っ張っていたんですね、知らなかった。アフガニスタンで水路の建設に尽力した中村哲さんは、まさにカレーズを作っていたんだ。彼の地に古くから伝わる伝統的な事業だったわけです。
ハラダさんの練り上げカップ『カレーズ』はウネウネと中央を蛇行する、黒いうねり(中に細かい市松模様、黒い小さな四角形が伸びたり縮んだり)が印象的で、これがカレーズの正体なんですね。カレーズを見て(調べて)思い出したことがありました。30年前にトルコに旅行したとき、イスタンブールで宮殿みたいな豪華な地下水道を見たな。いろいろ凝った彫刻があちらこちらに施されて、本当に地下宮殿のようでした。当時のスルタンの権勢を誇る意味があったのでしょうが、同時にそのくらい貴重で大切な設備だったのでしょう。後半は自力で書きました……。