一辺245mm 高35mm
この練り上げ大皿のモチーフは具象なのか?抽象なのか?正体を明かすとサンドウィッチ(色の帯はそれぞれハム、チーズ、タマゴなどで白はパン)なのです。たしかにサンドウィッチの断面は練り上げ模様に見えないこともない。してみるとハラダさんの作品の中ではかなり具象的な練り上げと言えましょう。モンドリアンの『ブロードウェイブギウギ』は黄色と赤、青の矩形で構成された抽象画ですが、ニューヨークの目抜き通りを高層ビル最上階から画家が俯瞰で眺めた、そのときの景色がアイデアの元だったそうです。してみると具象と抽象は意外と近いところにあるのかもしれません。
おにぎり柄や巻き寿司柄の『行楽』とか『物見遊山』とか『愛宕山』とか、和風の姉妹皿もいずれ作ってほしいものです。