157×100mm 高15mm
単に『ペパーミント』でなく『喫茶ペパーミント』と付けるところが喫茶店好きコーヒー好きなハラダさんらしい、というか。『純喫茶ペパーミント』にはクリームソーダが似合いそう、コーヒーはネルドリップで淹れている感じ。なぜかモーニングセットなしの店です。
昨今は若い世代に『昭和レトロ喫茶』がブームだそうで、かつては外回り営業マンの溜まり場だった街中の喫茶店が、今では店内が若者で溢れて入店待ちの行列が出来るほどです(うーん、行列に並んでまで入りたくはないなあ……)。
20代から30代半ばまで神楽坂に近い出版社で働いていましたが、出版関係の業者が多く、また大学生が多い土地柄だからでしょう、神楽坂から飯田橋にかけて多くの喫茶店がありました。今でも思い出すのは本格的な山小屋風の造作をした喫茶店で、それは神楽坂通りのかなり下った、飯田橋駅西口のほど近い場所にありました。天井に見える超太い梁と四方の漆喰塗り壁が山小屋感を演出していました。ただ他所より少しお高いので、給料日の後とか馬券が当たった時とかに限って行ってた気がする。山小屋風は、1960年代に流行った歌声喫茶の名残というか影響があるのでしょうか?『若者の集い』といった風情が思い浮かびます。歌声喫茶といえばNHK『ラジオ深夜便』で月に一回、第三火曜日に放送される30分番組タブレット純の『夜ばなし歌声喫茶』、欠かさず聞いています。