長辺210mm 短辺105mm 高33mm
以前からウェブショップで紹介している陽刻唐草紋隅入皿とほぼ同じ意匠で、縦横の比率が違う長皿です。浜野さんが制作の手本としている古伊万里オリジナルは隅入皿の形状ですが、「長皿で作ってほしい」とプロの料理人からリクエストがあったそうです。
皿の表面が実に微妙な色合いで、これもひとつの窯変ですが、薪窯焼成ならではの景色が見られます。また釉薬の中に多数の気泡が閉じ込められて、いっそう器肌が柔らかな雰囲気です。色々な点に見どころあり、それらが助け合って一つの美的世界を構築している……。浜野さんの作品はしずかに深化していくなあと思いました。