口径82mm 高95mm
入れ子の矩形はアール・デコにも和風にも見える、ハラダさんが好んで用いる図形です。今回は題名の『松』からして和風のようです。マツの語源は諸説ありますが(常套文句)、冬でも枯れず青々している様子が縁起よく高貴な木として崇められ、神様は松の木に降臨すると信じられました。神様が降りてくるのを人々が待つので木の名前が『マツ』になった、とか。ちなみに、松と鶴も縁起がいい組み合わせですが、ツルは木の枝に止まりません。止まるのはツルでなくコウノトリ。コウノトリは木の上に営巣しますが、ツルは地上に巣を作ります。白黒のカラーリングが似ているので見間違えるのも仕方ないのですが。今思いつきましたが、松の語源が『待つ』なら「あなた待つのもマツのうち」松の木小唄の歌詞もなかなかイイトコいってますね、粋な学者先生の作詞だったりして。いつも思いつきで書いてますが……。