ハラダマホ 練り上げぐい呑み『よだか』

口径55mm 高62mm
このぐい呑みは新しい石膏型で成形したそうです。たしかに今までにない形状のぐい呑みです。それと色合いや模様がマグカップの『よだか』と共通していますが、素地は新しく積んでいます。マグと比べると、小さい分だけ柄の幅が詰めてあります。マグのパターンをそのままぐい呑みに移植したら、間延びしてしまうので。
広めな黒い素地の部分が印象的です。練り上げなのに無地の箇所が印象的というのもヘンですが、かなり効果的に見えます。黒は強い色なので画面を締める役割をするのでしょう。黒無地の面積がそこそこあるので『やきもの度』が増したというか、伝統工芸の陶磁器により近く見えます。敢えて言うと黒織部が近いような気がします。桃山時代に現れた織部焼は装飾性の多様さ、自由度で当時のやきものの中では飛び抜けた存在でした。ハラダさんの練り上げもほかの練り上げ作家と明らかに違っています。別路線を突っ走っている感じ。作者はそのへんをあまり意識していないと思いますが。
販売価格 6,600円(税600円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!