155×155mm 高24mm
模様はけっこう入り組んでいますが、全体に暗い色調なので静かな印象です。北欧のノルディックセーターとかアナトリアのキリムとかを思い起こさせる、民族的な匂いが濃厚なパターンです。
タイトルの『月夜にミミズク』は、最近のハラダさんに起こった宮沢賢治ブームの一環か?と思いましたが、そうではないようです。とすると『田にカラス』のほうかな、石黒宗麿の絵皿をヒントに練り上げ豆皿を作ったことがありました。あの豆皿も良かったですね、今でも強く印象に残っています。
ハラダさんが作品にタイトルをつけるとき、焼き上がったうつわを見てその時に浮かんだイメージで決めることが多い。と以前言っていましたが、この頃は作品の全体像を固めタイトルもほぼ決めて制作しているのではないか、と思いました。ちなみにミミズクとフクロウの違いは、頭部の羽毛が耳の形に撥ねているかどうか、です。オウムとインコの違いと似ています。英語でミミズクはhorned owlといいます。和訳するとツノフクロウとでもなるのでしょうか?Googleでフクロウの画像を検索すると半分はミミズクでした。