浜野まゆみ 色絵梅紋花形猪口 C

口径67mm 高77mm
目黒区駒場の東京大学教養学部には東南部(京王井の頭線の線路に面した神泉寄り)に梅の木が何本も植えられた敷地があります。梅林と呼ぶかそうでないか、微妙な規模と整地具合ですが、咲き揃うとなかなか見事な眺めになります。何がいいといって、最盛期でも人で混雑しないのがいい。地元の人たちがのんびり散歩をしているくらいです。ほとんどが一重咲きの白梅ですが、紅梅がやや離れた場所に一本あります。紅梅は二週間くらい開花時期が白梅より遅いので、満開の頃はまさに独り舞台です。それと冷気に染み入る香りを楽しむのは、桜にはない観梅の醍醐味ではないでしょうか。
浜野さんが花形猪口に描いた紅梅は五輪咲いていて、つぼみが約二十近くあります。ふつうならサービス精神(?)で花がもっと咲いたところを描きそうなものですが、五つに抑えるのが浜野まゆみのセンス、といいましょうか、ほかの人にない感覚です。すっきりして枝ぶりがよく分かります。そしてこの幹の色がいい、灰味がかった紫色、渋いです。
販売価格 22,000円(税2,000円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!