直径220mm 高32mm
このかたちの平鉢はウェブショップで初めて扱います。ポイントになっているのはもちろん赤絵の虎ですが、大きく空いた白磁の素地にホクロのような鉄粉が点在して、底にうっすらとロクロ目が浮かび、手作りの温かみが伝わってくる七寸平鉢です。
底が平らで縁がほぼ垂直に立ち上がっていて、きりっと締まった印象の造形です。形状としては浅鉢ですが縁がしっかり立っているので、汁気が多少あるものでも安心して盛り付けられます。
浜野さんは小品が主ですが、このような大鉢の絵付けも上手くまとめます。空間処理の手際の良さは日本画出身ならでは、と言えるでしょう。
今回のトラは、白磁碗も含めて全般に言えることですが、赤絵具のコントラストが強い感じでメリハリが効いています。金彩(本金使用!)も以前より輝きが増しているように見えます。上絵窯、金彩窯ともバッチリ!だったようです。
縁の裏側(4枚目の画像)に、焼成による色むらがあります。ご購入を検討の際にはこの点をご考慮ください。