ハラダマホ 練り上げ四角大皿『古代日本』

一辺245mm 高35mm
カップソーサー『ウィーン発』の商品説明にも書きましたが、最近発表された一連のデザインの源泉がこの『古代日本』です。模様が斜めに入っていること、破線がアクセントになっていることがパスタ皿『ワニの庭』や『ウィーン発』と共通していますが、最初に生まれただけに斜め模様も破線もほかの二つより強調されています。そのうえ蛇のウロコみたいな細かい模様があちこちに走り、青い帯は水路のようで城塞都市を俯瞰しているようです。
古代の定義をハラダさんに尋ねたところ「大和朝廷の成立以前あたり」とのことでした。各地で豪族が中央政権に叛乱を起こし、それに対してヤマトタケルが討伐に向かう、いにしえの荒々しいイメージでしょうか。たしかに模様や色が脈動しているような力強さがあり、混沌とした中に生まれるエネルギーを感じます。
この四角大皿や大鉢の『タマミ』を見ていると、練り上げという加飾について、ハラダマホが独自の道を探り歩んでいるということを思い知ります。「ほかの加飾方法では及ばない強さ深さが、練り上げで表現できる」と信じて打ち込んでいる姿勢が見えてきます。
販売価格 41,800円(税3,800円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!