口径105mm 高50mm
竹かごの編み目みたいなこの模様は『網代(あじろ)』とも言って、いろいろな工芸で目にします。小鉢は『格子』と『タイル』で主に作っています。今回の組み合わせは白と黒ですが、緑色で作ることもあります。
練り上げは、積み上げた色土のあいだにわずかな凹凸が生まれるので、竹や木の繊維を織り込んだパターンの『格子』柄は絵付けや転写よりも立体感が増して、技法と模様がなかなか合っていると思いました。
このくらいの大きさのうつわは汎用性が高く、煮豆や佃煮、漬物を入れて食卓に置いてもじゃまになりません。一人分の納豆鉢にもちょうどいい大きさです。湯呑みに使われている方もいるそうです。