口径63mm 高57mm
練り上げ長方皿『青写真』と同様の模様、色彩ですが、平面の皿と立体のぐい呑みでは見え方が違います。いちばん違うのは、うつわのオモテとウラ(外と内)が同時に見えるか見えないか。このぐい呑みはそれに加えて、地色の青二色が片身替わりになっていて、見る位置や角度で様々に変化します。同じパターンでも長方皿はこういうことにならない。トポロジーの視点ではぐい呑みと皿は同じ造形ですが、練り上げの視点では違うものです(で合ってるかな?トポロジーって、マグカップとドーナツは同じかたち、というやつでしょ?自信がないのでこの辺で止めます)。
ハラダさんが『内側の魅力』に注目しするようになったのは七、八年前にカップの『茅』を作ったときだそうです。ある程度の予想はしていましたが、出来上がったカップの内側の展開がとても印象に残り、それ以来うつわの内側をより考えてパターンを考案しているそうです。