直径 85mm 高10mm(平らではありません。くぼみがある小皿です)
バッファローBuffaloはアフリカ水牛のことです。北アメリカや東ヨーロッパに棲息しているバイソンBison(アメリカ野牛、ヨーロッパ野牛)を、アメリカではバッファローと呼ぶことが多く、混同しやすく御注意願います。また水牛といっても、東南アジアに広く分布して、中には家畜化されて農作業の動力として働くアジア水牛とはかなり異なります。何が違うといって、性質が真逆です。アフリカ水牛は荒っぽい性格で、超攻撃的です。アフリカのサバンナで、ライオンに向かっていったりします。ライオンは捕食のために草食獣を襲っているので(メスの取り合いでオス同士が争うことがありますが、それも広義には生存競争)、どちらが獰猛か?といったらアフリカ水牛のほうが上手でしょう。クズリとかラーテル(いずれもイタチ科)とか、このアフリカ水牛とか、むやみに喧嘩好きで怖いもの知らずな彼らの心性とは?興味が少なからずあります。
この豆皿は、上のほうから広角レンズでバッファローを俯瞰している感じです。もう片方のツノは白いシルエットの中です。このアングルからアフリカ水牛をモチーフにするシマムラさんのセンスが凄いと思いました。
裏の模様は、井桁卍(いげた・まんじ)です。どんぶり、という字の羅列のような……。