100mm×110mm 高16mm
象嵌の豆皿よりやや大きく、素地も6mmと厚く、重さや手ざわりも焼き締めの象嵌皿とかなり違います。
オフホワイトの素地に、濃淡二種類の紫の絵具でネコが二匹(ひとつは影?)描いてあります。
このネコは寝転んでいるのか、ジャンプしているのか、どちらにも見えますが、跳んでいるときは前脚を畳んでいると思うので、これは寝転んでごろごろしている姿を描いたものと思います。思い出しましたが、ネコの象嵌豆皿の裏に、こんな姿のネコが描いてあったと思います。シマムラさんはネコに限らず、ほかの人が描かない動物のポーズ、しぐさをよくモチーフに選びます。だけどネコを飼っている人なら、こんな格好でネコがリラックスしているのをよく見て知っているはずです。
皿の裏には、カタカナの『シ』が刻印してあります。