口径60mm 高57mm
『サバンナ』(マグカップ)と同様の配色です。模様は、『華』と『歯車』が合わさったような。17年も作り続けると新作でも、どこかイメージがかつての作品に似てくるということはあるでしょう。また、ひと目で「あ、ハラダマホだ!」と分かる利点があります。ハラダさんは70%以上、おそらく80%くらいは新しいパターンで製作しています。繰り返し作っているのは『白樺』『華』『サザナミ』などごくわずかで、アイデア切れを起こさないのも凄いんですが、練り上げの作家として独自の作風がどんどん濃くなっているのも立派な業績です。
模様の中で、緑の細長い線が気になります。最初見たとき黄色い部分はキク科の花(タンポポとかマリーゴールドとか)で、緑の線は茎じゃないかと思いました。どう見立てるかは各々自由ですが。僕の想像ですが、作り始めたときはタンポポのイメージだったけど出来上がりは違う印象だった、それで作者は名前を『街灯』にした、と。今度ハラダさんに正解(?)かどうか聞いてみます。