長辺114mm 短辺108mm 高27mm
寸法を測ったらBのほうがタテヨコとも数ミリ大きかった、というのは還元焼成が効いたAのほうがより縮んでいる。ということで窯業概論の講義で聞いた理屈通りです。うつわから酸素を引っぱり出す一酸化炭素の威力は、なかなかのものです。Bの説明文なのに、Aのことばかり書いてますが。磁器の焼成は1300℃で還元、とひとことで言いますが、ひとの好みが全部それと合致するかと言ったらそうでなく、趣味としてのやきものを考えたら色々なタイプの磁器があっていいと思います。もちろん水や油が染みない、かんたんに割れたりヒビが入らないなど、実用面で問題がない上での話ですが。
土もの好き古いもの好きはどっちを取るかといったら、だいたいBに手を出します。長年の付き合いの賜物で、こちらの好みを知っている浜野さんはB寄りの作品を多めに送ってくれます。僕だけの好みではなくて、WebShop草堂のお客さまが全般にB寄りだからだと思います。呉須が焦げていたり、素地に鉄粉の黒点が出ていたり、降りものがあったりするのが好物?です。
というわけでAとB、どちらが先に声が掛かるか?今回も興味津々です。