口径102mm 高48mm
「菌類の顕微鏡画像を見ていて、このパターンを思いついた」と、ハラダさんの手紙に書いてありました。南方熊楠に贈りたいティーカップです。ユニットを構成しているタンポポみたいな柄は、15年前にも作ったことがありましたが、そのとき以来の再登場だと思います。もちろん、完成度は飛躍的に向上しています。一度やったことは後になって必ず役に立つ、その好例でしょう。
マグカップやぐい呑みは粘土を絞って底を作りますが、ティ−カップの成形方法はそれと違います(皿や鉢と同じです)。形状としては小鉢とほぼ同じですが、ハンドルが付いているだけで印象がかなり変わります。完成度が上がった、といえばハンドルの接着がかなり上達しました。うつわと一体化していて違和感がありません。4枚目の画像にもありますが、伏せてもハンドルがテーブルに当たりません。