ハラダマホ 練り上げ四角皿『首飾り』

一辺123mm 高18mm
『首飾り』の名前が付いていますが、どう見ても『古代エジプト』限定です。アメンへテプとかネフェルティティとかプトレマイオスとか。時代の前後、血縁など分かりませんが、とりあえず三人の名前が浮かびました。ネフェルティティは、エジプト三大美女の一人ですね(だから憶えてるのか?)。プトレマイオスの略称は『トレミー』です。眉目秀麗な迷探偵、亜愛一郎の正体はトレミー国の王子であった……、トレミーって何だろう?と思って広辞苑を引いたら『プトレマイオス朝の略』との記述があって、それが印象に残り今でも憶えています。泡坂妻夫は役に立ちます(?)。
上下に見えるライトブラウンは、首飾りをまとった人の肌の色です。色再現がかなり上手くいったと思います。このライトブラウンに説得力があるから、『古代エジプト』の雰囲気が濃厚になったのでしょう。
細かいピースがみっちり組み合わさり、さらにその間に線が何本も入っています。これを大皿でなく、小皿に仕立てるところが面白い。根付けや小品盆栽に通じる独特の美的世界があります。
練り上げの成形方法と、編んだり組んだりして作る首飾りとでは、共通する要素が何処かにあるのでしょうか?、リアルというのとも違いますが、なにか似通った味を両者に感じます。技法と表現の関連を考えると、なかなか面白い発見があります。
販売価格 4,950円(税450円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!