口径120mm 高62mm
「裏と表に同じ模様が現れる」というのが練り上げの特徴ですが、線の表情も、絵付けや転写と明らかに違います。この飯椀のように多くの線が入った練り上げのうつわを見ると、それがよく分かります。
直径120mmは飯碗の平均サイズですが、替えの茶碗や箱点前、小服用に使っても楽しいと思います。このような線が入ったうつわは、織部にも見受けられます。
ハラダさんは以前に練り上げの蓋置を作ったことがりました。お茶室に練り上げ?と思われるでしょうが、ほかの素材(金属や竹や漆など)と案外マッチして、いい感じ!でした。
「これ、どんなふうに使うんですか?」とお客様からときどき質問されますが、いいんです。どんなふうに使っても。うんと高価な皿でネコに餌をやってもよし。「ときどき、ネコが三両で売れます」……。