口径80mm 高92mm
17年前、ハラダさんが山梨県忍野村の會田雄亮研究所に勤めていたころ、通勤のたび目にした白樺林の印象が、このマグカップに『白樺』と名付けるもとになった、という話を以前に聞きました。
同じ『白樺』でも、ハンドルのない(そば猪口のかたちの)カップの『白樺』は白のラインが太目で、破線がくっきり仕切られています。このマグの『白樺』には、やや太い白線が9本ごとに現れていますが、この部分だけやや硬い(水分が少ない)土を積むそうです。
作り込んだ部分と偶然に現れる景色がお互いを引き立てる。そのバランスが程好く、自然に見えます。
「細かいところまで手を入れる」といえば、ハンドルが三層の練り上げになっていることにもご注目ください。
今回の白樺マグは二つとも、白いラインの流れ方散り方がかなり上出来です。白樺をお探しの方、お好きな方は、この機会にぜひ!とお勧めします。