ハラダマホ 練り上げカップ 大『星めぐりの歌』

口径90mm 高77mm
宮沢賢治の作詞作曲『星めぐりの歌』は、『双子の星』や『銀河鉄道の夜』に登場しますが、最近でもミュージシャンに演奏されたりドラマの中で歌われたり、と賢治の物語と同じく時代を超えて愛される存在になったようです。岩手が舞台だったNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』でも劇中で器楽曲として演奏されていました。
うつわをめぐる黄色や青、黒の三角形の集合体が星を表しているのでしょうが、五角形のいわゆる星形で処理しないところがハラダさんの工夫です。鉱物の結晶にも見えますね、宮沢賢治は鉱物の蒐集に夢中だった時期があるので、感覚的に重なる部分があるのかもしれません。うつわの底に見える八本のうねうね模様は岡本太郎タッチ、とでも申しましょうか、宙で燃え盛る恒星の火炎のようです。
星座早見盤を手に、夜空を長時間見上げていると、突然からだが浮き上がるというか、空全体がぐーっと迫ってくるというか、不思議な遠近感に包まれる瞬間がたまにありました。『星めぐりの歌』は長いあいだ忘れていた感覚を久しぶりに思い出させてくれました。
販売価格 9,350円(税850円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!