浜野まゆみ 色絵花散らし紋三寸皿 三客

口径103mm 高24mm
花木の色絵を散らした小皿三枚組です。空間処理が上手いのは浜野さんが日本画出身だからでしょうか、全体がふわっと軽い印象です。小さい画像で見たときはチョウチョと思ったものが実は花が散り舞う様子で、はかなさも明るい雰囲気で漂っています。日本画で花を描くとき、ツボミから開花して萎み実を結ぶまでの過程を一枚の絵の中で表すことが結構多く、それは右から左へ時間の経過を表す絵巻と同じ意識だそうです。
四十年くらい前に発表された、リンゴの実が朽ちるまでをコマ落としで撮影した萩原朔美のショートムービーを今でもときどき思い出します。短いとは言え映画なので絵画と同一に論じられないものの、時間に対する観念解釈は相通ずるものがあると思います。時間を可視化しようとする工夫です。
八枚のうち特に赤色の濃いものを三枚選びました(あとの五枚が薄いということではありません、じゅうぶん発色しています。ご安心ください)。三寸皿となっていますが口径が10cmあるので、いろいろ使えそうです。なにより絵の配置がいい、気持ちの良い絵柄です。

販売価格 13,200円(税1,200円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!