浜野まゆみ 染付紫陽花そば猪口 C

直径92mm 高60mm
紫陽花は日本原産の落葉低木で、梅雨時(6〜7月)が花期ですが、枯れた後もその姿を保つので『枯毬(かれまり)』と呼ばれ、俳句の季語にもなっているようです。ドライフラワーやプリザーブドフラワーになっていることも多いですね。花弁(に見えるが実は萼)が厚いので変形しにくく、加工に好適だからでしょう。
シーボルトが日本人妻(愛妾)のお滝にちなんで、紫陽花をハイドランジア・オタクサHydrangea otaksa と命名し(大文字で始まるのは園芸種。原種は小文字)、後年それに植物学者の牧野富太郎が怒ったという話があります。芸者上りというお滝さんの出自を、カタブツの牧野は気に入らなかったようです(しかし牧野自身も新種の笹に、妻の名を織り込んで『スエコザサ』と命名しています。まあ二人とも愛妻家で引き分け、ということでどうでしょうか?)。植物学でも動物学でも学者の命名に従ってばかり、というのはどうか?と時々思うよ。ナントカモドキ、ナニナニダマシって可哀相だし、スベスベマンジュウガニ、これ真面目につけた名前かなあ?と思います。
花弁に見えるが実は萼、という紫陽花ですが、ガクアジサイのガクは『萼』でなく『額』だそうです。周囲を縁取ったようすが額縁に見えるから、ということらしい。
販売価格 7,700円(税700円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!