浜野まゆみ 白磁くちなし皿

口径125mm 高23mm
くちなし皿も高台の造りが綺麗です。浜野さんの糸切り成形から生まれるうつわは、高台が見どころの一つと言っていいでしょう。商品画像四点の掲載順で、高台を写したものをいつも最後にしていますが、浜野さんの桃皿やくちなし皿は高台の画像がトップでもいいんじゃないか?と思いますが、初めてご覧になる方もいるでしょうから、それはやらない。
大量生産が主流の現在の製造方法は『鋳込み』といって、泥漿にしたドロドロの陶土を石膏型に流し込んで成形します。石膏型から素地を外すには、うつわの形が外に開いてないと脱型しない。この、素地が外せない状態を「型が噛んでいる」といいます。内向きの形も作れますが、その場合は割り型にして、接合面ごとにツメを彫ります。さらに接合面の跡が素地に出るので、それを仕上げで消す作業もしないといけない……。
強引に話を進めましたが、うつわの形が外向き内向きの辺りから「何のこと?」状態になってますね、ざっくり言うと内向きのかたち(高台の画像参照)を作るには糸切りのほうが向いている、ということです。『向いている』といいましたが、糸切り成形の工程が簡単ということではありません。むしろ手仕事で一個一個を仕上げていくので、膨大な時間をかけた作業です。それも、考えたらうつわの裏側です。まあしかし、好きなものくらいこういうのを選んでいいのではないでしょうか。
販売価格 6,600円(税600円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!