山本亮平 白磁碗

口径118mm 高57mm
『倣古(ほうこ)』とは、中国王朝の皇帝が先人の遺徳を偲び、古代の理想社会の体現ができるようにと、たいへんな労力と費用、時間をかけて制作された、工芸品の復刻です。清朝の乾隆帝は、倣古にもっとも力を注いだ皇帝として知られています。
白磁を手掛ける陶芸家が制作に於いて初期伊万里、さらにその前の李朝のうつわを手本とすることは少なくありません。しかしそれは古陶磁にアイデアをいただいている、という程度のものが多く、しかし、モダンリビングの明るい食卓に並ぶことを思うと、むしろそうして作られた食器類の方が似合って、正解なのかもしれません。
そのような、洗練されて明るいうつわを見慣れた目で山本亮平の白磁をあらためて見ると、或る種のしぶとさ、節を曲げない強情さが満ちていて、はっとさせられます。うつわ自体は地味で寡黙な印象ですが、中々な手強さを内に秘めています。真の意味の『倣古』とは、こうしたものを指すのでないでしょうか。
この白磁碗をめし碗に選んだら、汁椀や箸まで総取り替えをしたくなると思います。草堂では漆椀、江戸木箸も扱っています。そちらもどうぞ!
販売価格 4,400円(税400円)

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関口幸治

店長の関口です。 Web Shop草堂は浜野まゆみ(磁器)、ハラダマホ(練り上げ)、イシバシミキコ(絵ハガキ、手ぬぐい)、石畑哲雄(漆器)、シマムラヒカリ(象嵌)など個性的で魅力ある作品を紹介しています。どうぞ、ご覧ください!