口径142mm 高55mm
高坏(たかつき)は、食物を盛るための脚付きの台(広辞苑より)です。『坏』が土偏なのは、縄文時代から土器でこの形が作られていたからでしょう。供物が清浄であるには少しでも高く捧げたい、という発想から生まれたかたちです。神仏や先祖を敬い祈る神妙な心がけがうつわのかたちになった、とも言えます。この高坏は、高さが6cmに足りませんが、ほかのうつわと並ぶと高さのバリエーションが食卓に生まれます。それと『脚』というより高台ですね、この太さ大きさの存在感が中々で、出雲大社の注連縄のようです(?)。お茶の時間に鹿の子(栄久堂)とか、姫かりんと(ほてい屋)を乗せたら最高です!(個人の感想です)。