口径63mm 高57mm
ダイヤモンドはギリシャ語のアダマントadamantに由来し、『征服されざる者』という意味だそうです。最も硬い宝石だから、そう呼ばれたのだと思います。ダイヤモンドをダイヤと縮めるのは、日本特有の呼称だとか。
ダイヤの付く日本酒といえば『ダイヤ菊』ですね。昭和20年代に小津安二郎が野田高梧と蓼科の山荘に籠もり、脚本を書きながら夜な夜な痛飲したのが信州の銘酒『ダイヤ菊』でした。
馬のひたいにある白い小さな星形もダイヤモンドに例えられます。サトノダイヤモンドは、その名のとおり綺麗なダイヤモンドを持つサラブレッドでした。三歳時に菊花賞、有馬記念のG1を連勝、特にキタサンブラックを破った有馬記念のレース振りは圧巻でした。今年から北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となり、種付け料300万円です(サラブレッド血統センター発行『スタリオンレヴュー2019』調べ)。母系がアルゼンチン血統というのが面白く、ディープインパクトの後継種牡馬の中でも中長距離に強い産駒を出しそうです。
ただいま深夜の三時過ぎで、夜中にこういう作業をしていると自制心がだんだん薄くなって、アタマでぼんやり考えていることが、つい!外に出てしまいます。ダイヤモンド、といってサトノダイヤモンドを連想したのはそのせいです。この分だと大鉢『みかん』の作品解説で千両みかんの話になることは必定(?)、どうぞご期待ください……。